しおさい こども園では、子どもたちが基本的な生活リズムや生活習慣を身につける事を特に大切にし た保育に取り組んでいます。樹木にたとえるならば「根っこ」の部分。 子どもたちがこれからの未来を創りだしていくための土台(基礎となるちから)をしっかり育んでいくこ とが私たちの目指す保育であり、つとめだと考えています。
人間の足は第二の心臓と言われ、下の方に溜まった血液を足の筋肉が心臓に送り返すポンプの役割を果たしています。 裸足になると足の筋肉が鍛えられ、体の隅々まで酸素や栄養を送る体の働きが良くなると言われています。 園では屋内では裸足、園庭では草履で活動し、土踏まずの形成や踏ん張る力を培っています。
農園活動、たけのこ堀り、田植えや稲刈りなどを体験したり、食材について学んだり、 実際に調理をしてみたり・・・、『食』対する関心を深め、その大切さに気づいてもらうために、 園では様々な食育活動を行い、生きるために欠かせない『食』を営む力を培っています。
毎日行うリズム運動。身体のバランスをとる動き、身体を移動する動き、 用具などを操作する動きなどを取り入れた運動で子どもたちの安定した身体を育みます。 心地よく伸び伸び全身を動かし、しっかりとした体幹、自分の思い通りに滑らかに動く手足を鍛えます。
楽しく体育遊びに取り組め、性格、能力、体格に関係なく運動が大好きになる「安田式体育あそび」を取り入れています。夢中で走りたくなるかけっこ、退屈なでんぐり返しが何度も楽しめるしかけ、逆上がりが出来る様になる段階的な遊びなど、その発展性と段階的な遊びで、年齢や発達に応じて運動能力が向上していきます。
0・1・2 歳児クラスは特に家庭的な雰囲気でゆったりと関わり、生活とあそびを大切にしています。 目で見える形であらわれる運動発達とは違い、内面の発達はみえにくいものですが、 決まった保育者と食事・睡眠・排泄をしていく中で愛着関係が生まれます。発達段階や心理状況等もよく把握して丁寧に接することができ、 一人ひとりの発達に応じた保育をすすめることができます。
あそびや睡眠スペースとは別に、食事コーナーを設けることで、“ここは食事をするところ”という子どもたちの感覚が育っていきます。 座る場所も固定することで自分の席が分かり、安心して食事がとれるようにしています。スプーンやお箸の移行は決して焦らず、 園と家庭とで連携を図りながら正しい持ち方で基礎を身につけます。
乳幼児期に五感をたくさん使うということは、とても大切です。空気や水、土や植物など多くの自然に触れることで、 遊びを通して五感が刺激されます。様々な実体験を通してたくさんの気づきや発見があるからこそ、 子どもたちの意欲が高まり遊びも広がっていきます。遊びでは〈試し・驚き・発見・失敗・喜び・共感〉といったことを通して、 子どもたちは学びながら育っていきます。たくさんの経験が子どもたちの力となるよう保育を進めています。
●子どもたちが 3・4・5 歳の年齢の枠を超えて共に学び合い、成長していきます。>
●社会性や協調性、思いやりの気持ちが育まれます。
●年下の子どもは年上の子どもに憧れを持ち、興味や関心の幅が広がります。
●年上の子どもは年下の子どもと関わることで、思いやりの気持ちを育み、お手本となることで自信を持つことができます。
●自然に触れ、思いっきり体を動かすことで五感が刺激され、心と体、生きていくために必要な要素を育てます。
●子ども自身があそびを選択し、主体的にあそびを展開することで見通しをもって活動に取り組むことができます。
●全身を使って自然あそびを充分に楽しむことで学びへの意欲に繋がります。